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おざわ歯科の虫歯治療
できるだけ削らない、痛みの少ない虫歯治療
日本人は欧米人と比べると、歯医者さんに行く機会が少ない傾向にあります。これは決して、虫歯や歯周病にかかっている人が少ないというわけではなく、歯医者さんが「怖い」もしくは歯科治療が「痛い」という理由から、「歯医者嫌い」になっている人が多いためです。そこで当院では、できるだけ削らず、痛みの少ない虫歯治療を実践しております。
痛みに対する配慮
当院の虫歯治療では、すべての方に表面麻酔を行っております。局所麻酔を施す際には、電動注射器を使い、一定のスピードでゆっくりと麻酔液を注入することで痛みを軽減します。使用する麻酔針も極細のものを導入しているので、刺入に伴う痛みを最小限に抑えることが可能です。
痛みに敏感な方には「笑気鎮静」を使用
痛みに対する感受性というのは、人それぞれで大きく異なります。上述したような処置だけでは不安があるという方には、「笑気鎮静(しょうきちんせい)」をおすすめしております。
笑気鎮静は、鎮静効果のあるリラックスするガスを吸入する方法です。
笑気には鎮静作用に加えて、鎮痛作用を持っています。つまり笑気鎮静を行えばリラックスすると共に痛みを感じにくくもなります。
歯科治療に対して苦手意識の大きい方は、お気軽にご相談ください。
虫歯治療Q&A
- 歯を磨かなくても虫歯にならない人がいるのですが、体質によるものなのでしょうか?
- ある意味ではその通りといえます。虫歯ができるには様々な要因が関係していますが、大きく分けて本人の歯や唾液の質、食べ物の質(糖分の量)や取り方(間食の頻度)、虫歯菌の量や性質、そして時間です。これらの要因が組み合わさったところに虫歯ができます。磨かなくても虫歯にならない人はこの要因のいずれかが幸運にも低く維持されていると思われます。
ただ、そのようなことは珍しいですし、お口の病気でもう一つ大きな病気である歯周病に関しても注意が必要です。虫歯にならないからと言っておろそかにしていると知らない間に歯周病が進行していた、ということも考えられます。症状がない場合でも定期的に通院していただくことが望ましいです。
- 虫歯にならないためにすべきこと
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虫歯ができるためには様々な要因が関係していますが、大きく分けて
①自分の歯や唾液の質といった本人の要因、
②糖分を含む食べ物の食べる量や回数、間隔といった食物の要因、
③虫歯菌の数や歯を溶かす酸を作り出す力といった虫歯菌の要因
そして時間が考えられます。このいずれかの要因を取り除くことで虫歯にならないようにしていくことができます。
まず①に関してですが、食べ物を食べると食べ物の性質や虫歯菌の作り出した酸によりお口の中が酸性になりますが、唾液の中にはこれを中和して中性に戻す緩衝能という力があります。よく噛むことで唾液の分泌が促され消化の助けにもなります。よく噛んで食べましょう。また、歯そのものの虫歯に対する防御力を上げる手段がフッ素です。フッ素というと子供の歯に効くものというイメージがあるかもしれませんが、大人の歯磨きにも効果的です。フッ素入りの歯磨き粉を使うことで虫歯に強い歯に近づけていくことができます。
次に②に関してですが砂糖などの糖分は虫歯菌のエネルギーとなり酸を産生します。その酸によって歯が溶けてしまいます。糖分の適度な摂取を心がけましょう。また、お口の中が酸性の環境に曝されている時間を短くすることが大切です。ダラダラ食べたりせず、間食の回数を極力減らしましょう。
最後に③に関してですが、食後にしっかり歯磨きすることで虫歯菌の数を減らすことが重要です。ただ、歯ぐきがやせて歯の根っこの面が多く露出している方は食後すぐの酸性の状態で過剰な力で歯磨きすることは注意しましょう。歯の表面に細かい傷が入る可能性があります。酸性状態を中和するうがい薬を併用して磨くのがよいでしょう。
虫歯にならないためにはまずご自身でのセルフケアが大切です。ただ、セルフケアだけでは難しい点もありますので歯科医院でのケアも合わせ、車輪の両輪のように虫歯予防に取り組んでいくことが大切です。
痛くなってから虫歯治療で大丈夫ですか?
「痛い」と自覚症状がある場合は虫歯が進行している状態かもしれません。
できる限り虫歯にならないように「予防」することが重要ですが、
もし虫歯になってしまったら出来るだけ早く治すことをおすすめします。
早い段階で治療を行うことで歯の寿命を延ばせるかもしれません。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
進行段階 | 状態 | おもな治療法 |
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ごく初期の虫歯【CO】 | 歯の表面のエナメル質が白く濁ったように見えます。この時点ではまだ「しみる」「痛い」などの自覚症状はありません。 | 「ブラッシング指導」を行います。正しいブラッシングで汚れを落とし、フッ素塗布により歯の再石灰化を促します。 |
エナメル質の虫歯【C1】 | 虫歯により歯を覆うエナメル質部分が溶け出し、黒くなります。この時点では自覚症状はまだほとんどありません。 | 虫歯に汚染された患部を除去し歯科用プラスチックなどを詰めて処置します。 |
象牙質の虫歯【C2】 | エナメル質内側にある象牙質という部分まで虫歯の汚染が進行した状態です。冷たい物がしみたり、食事中などふとした際に痛むという自覚症状があらわれます。 | 虫歯に汚染された患部を除去して、詰め物を装着し失った歯質を補います。 |
神経にまで達した虫歯【C3】 | 象牙質内側にある歯の神経部分にまで虫歯の汚染が進んだ状態です。ズキズキと痛みます。 | 歯の状況によりますが、抜歯を避けて歯を残すための「根管治療」を行います。 精密さが要求される治療です。 |
歯根にまで達した虫歯【C4】 | 歯冠(歯の上の部分)が汚染の進行により、ほとんど破壊された状態です。 歯の神経が死んでしまうと痛みはなくなりますが、歯根の先に膿がたまると激しく痛みが生じます。 |
このような状態の場合、抜歯が選択されることが多いです。抜歯後、入れ歯治療やインプラント治療を行い、歯の機能回復をはかります。 |